ヒマワリ畑とマルハナバチ |

弟子屈町では毎年、お盆休みの時期に観光客に楽しんでもらえるようにヒマワリ畑が作られています。農家の人達と町役場が協力しあっての畑で、景観作物と呼ばれていて、観光のためだけでなく花が終わると緑肥として畑にすき込まれます。連作障害もあるのでしょう、毎年場所は変わりますが、今年の場所は去年は蕎麦の畑だったとおもいます。
宿に戻って食材を片付けて、こんどはカメラセットを持ってヒマワリ畑へ戻ります。ちょうど役場の職員が新しい看板を建てて、畑の入り口のロープを外して中へ入れるようにしているところでした。今期のヒマワリ畑の見学者第一号は私です。

広大な畑はザッと見回して4~5haはありそうです。ヒマワリの数は五十万本は超えるでしょう、北海道らしいスケールです。ところがヒマワリの背丈は100~130cm程と低く、まだ1~2割しか咲いていません。それも花はみなバラバラの方向を向いて咲いているのです。6月以降天候不順な日が多く、成長も開花も遅れているようです。
畑の中には周回できるように通路が開けてありますが、ここに入るのも私が初めてのようです。畑ですからフンワリと柔らかな黒土で、歩くと深く足跡が残ります。予想していたのでゴム長靴で来ましたが、見学するならゴム長か軽登山靴のようなものの方が良さそうです。

まだ咲き始めたばかりなので花に集まる虫も殆ど見かけません。マルハナバチを捜したのですが、やっと数匹見つけただけでした。今日撮影出来たのは花粉を集めて廻るエゾオオマルハナバチのワーカーです。たぶん今週の後半が満開の見頃でしょうし、「鱒や」からヒマワリ畑までは車で5分と掛かりませんから暫く愉しめそうです。
場所は弟子屈の街から243号線と391号線の重複国道を美幌峠、川湯温泉方向へ向かって走って、摩周湖の登り口の信号と、その次の信号を過ぎて直ぐ、釧網線の跨線橋の手前を左に折れて入ったところです。