2017年 02月 05日
山本純一さんと屈斜路湖の氷を撮影三昧 |

プロカメラマンの山本純一さんが昨晩泊まりに来てくれたので、今日は1日、山本さんと屈斜路湖の氷の撮影に出掛けてきました。
朝食の前は、山本さんは美幌峠と和琴半島へ、私は水郷公園へ撮影に出掛けてきました。昨夜遅くまで飲んでいたのに、山本さんは5時頃には、私も6時過ぎには撮影に出ています。朝の気温はマイナス20℃ほどでした。
朝食を食べたあとは屈斜路湖へ。このところ私が湖の氷を撮っていた場所へご案内です。といっても氷の状況は毎日変化していて、行ってみなければ撮るに値するかどうかは判らないのですが。



快晴無風で昼間は暖かく感じるほどの屈斜路湖でしたが、湖面に拡がる氷が割れたり軋んだりする幻想的な音がつねに響いています。割れて岸辺に打ち寄せられた氷は雪を被っている場所が多いのですが、なかには風で吹き飛ばされたのでしょう、透明な板氷が姿を見せている場所もあちこちあって、青空と陽射しに輝いてこれは素敵です。さっそく撮影開始です。


2時間ほど撮ってから次の場所は、一昨日、私が氷を踏み抜いて落ちた場所です。今朝の冷えこみで氷は厚くなっただろうとおもったのが間違いで、今日は山本さんが片足を膝まで水没させてしまい、これで午前の部は終了です。昼食を食べてから「鱒や」に戻って1時間半ほど休憩&乾燥。



15時からは夕方の部のスタートです。午前中に撮った場所へいってみると、傾いた陽射しで氷は黄金色に輝いて昼間とはまた違った美しさです。あれこれ撮っているときにこんどは私が踏み抜きました。ヘソの上くらいまでの水深でしたが持っていたカメラバッグは高く掲げて無事。昨日の踏み抜きに懲りて今日は朝からチェストハイのネオプレーンウェーダーで撮影していましたから、ジャケットの裾は濡れたものの他は全く問題なしで撮影を続けられました。まあでも、氷の上の撮影は独りでは危険ですし、スローイングロープくらいは用意しておいた方がよいかもしれません。



太陽が屈斜路湖の外輪山の影に沈んで、今日の私の撮影は終了です。今晩泊まりのお客さんを迎える用意のために帰らなければなりません。が、山本さんはこのまま、湖の氷と星空とを深夜まで撮影し続けるそうです。
プロのネイチャーカメラマンというと風景、動物、野鳥などとそれぞれ専門が分かれているのですが、山本さんは珍しく全ジャンルを撮るプロカメラマンです。とても忙しい方で写真教室の講師や、撮影ツアーのガイド、カメラ雑誌などへの執筆と、じつは何時、作品の写真を撮っているのだろう?と不思議に思っていたのですが、今日判りました。撮れるチャンスには徹底して撮るのですね。プロの撮影を見るのは参考にもなって、とても愉しい1日でした。
.
by troutinn
| 2017-02-05 23:27
| 写眞