シマエナガ |
昨日の昼過ぎから今朝までに30cm弱の雪が降りました。いよいよ冬が来たなといった感じで、今日は今季初の本格的な除雪です。
シーズン最初の除雪というのはけっこうタイヘンで、いちど除雪で雪山を作り始めたら、これは春まで凍って固まってしまいますので動かすことはもう出来ません。除雪の範囲や除雪した雪の置き場など、この冬の間の除雪のスタイルがシーズン最初の除雪でほぼ決まります。
午前中は風はなかったものの、晴れたかと思うとサーッと雪が降ってきたり、そしてだんだんと風が強くなって、昼からは強い風が吹き荒れて、雪が降る間はちょっとした吹雪です。
そんな中で、小型除雪機で積もった雪を飛ばして除雪の範囲を決めたり、藪からヤナギ木を3本切ってきて、大型除雪車に来て貰ったときに入られては困る範囲に目印を付けたり、除雪車が巻き込んでは困るものが落ちてないか置いてないか確認したりと作業が続きます。
作業をしている間もカラ類やアカゲラやコゲラなどがひっきりなしに庭の餌台に来ているのは、いきなりの大雪でエサ探しが大変だからなのでしょう。午後になって風が強くなって吹雪模様になってくると、シマエナガたちもやってくるようになりました。それもけっこう頻繁で、庭に滞在するのは1分か2分ほどですが、30分くらいの周期でカラ類の混群に混じってやって来たり、シマエナガだけで群れでやってきたり。これが同じシマエナガの群れなのか、2つ以上の群れなのかは今日はノンビリ数えることも出来ずに判りませんでした。
シーズン初めのこの時期にこんな頻度でシマエナガが来るのは珍しいことですから、駐車場に駐めてある車の中に7D+100-400mmを用意して、シマエナガがくるのを見つけたら撮影することにしました。で結果、午後になってから4回、群れが来たときにそれぞれ1分弱撮ることが出来ました。ただ、せっかくの降雪ですから、雪絡みのシマエナガの絵を撮りたかったのに、枝に積もった雪は全て強風で飛ばされてしまって考えていたような写真は全く撮れず、なのでした。
シマエナガは警戒心は比較的薄い小鳥で、こちらが大きな動きや速い動きをしなければ、かなり近くで見ることも出来ます。この辺りへ来るだろうと予想して待っていた場所のすぐ近くまで来たシマエナガが1枚目の写真で、これでトリミング無しですから実にフレンドリーな鳥だというのが判りますね。
マイナス10℃を下まわるようになって来るとシマエナガも羽毛が膨らんでフワッと真っ白な姿になってきます。ですから写真写りが良いのは寒い日で、撮影者の方も着膨れして撮らなければなりません。今日の撮影時はマイナス2℃くらいでしたから、まだまだ。
お客さんが来はじめて庭でシマエナガを撮るようになると、私は撮影の邪魔にならないようにと滅多に一緒に撮ることはありませんから、今のうちにたっぷり撮り溜めて置くことにしましょう。
「鱒や」は15日まで休館で、16日から冬季の営業を始めます。宿泊の予約や撮影や観察、ガイドサービスについての質問疑問などありましたら、メールまたは電話でお問い合わせ下さい。
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