2016年 01月 30日
シマエナガ撮影と屈斜路湖の氷 |
シマエナガの写真撮れますか?という問い合わせを、このところよく頂きます。で答えは、もちろん撮れますよ、簡単に!!
今日の午前中は用事で出掛けて昼前に戻ってきたのですが、駐車場に車を入れるときに見たら、ちょうどシマエナガの群れが庭に来ていました。車に積んであった7D(旧型)+EF100-400mm (旧型)を持って車から降りて、そのままシマエナガに近寄って撮ったのが今日の2枚ですから、このぐらいの写真なら機材さえ有れば誰にでも撮れます。
シマエナガは警戒心が薄くて5mくらいまでなら、ゆっくり静に近寄れば逃げもしません。今年は今のところ5~7羽の群れで行動していて、1回の庭への滞在時間は短くて数十秒から数分ですが、1日に何回も来ますから撮影チャンスも何回もあります。
図鑑的な写真や証拠写真なら一日中何時でもOKですが、アートとしてジックリ撮るなら7時くらいから10時くらいまでの晴れて放射冷却で冷え込んだ朝がよいでしょう。寒さでモフモフに膨らんで真っ白で、これを逆光で撮るのがお奨めです。ただ、朝は庭への飛来が安定しません。7時前に来る日もあれば9時近くまで来ない日もあります。飛来間隔も30分の時もあれば2時間来ないときもあります。それに比べると昼からは比較的安定していて30分程度の間隔で何度もやってくることが多いです。
チョコマカと動き回る小鳥ですから、慣れるまでは動きを追うのがやや難しく感じるかも知れませんが、撮っていればすぐに慣れます。寒ければ寒いほど膨らんで可愛いのですが、撮る方が冷えてしまいます。機材は外にセットしておいて、暖かな部屋の窓から珈琲でも飲みながら来るのを待って、シマエナガがやってきたら外へ飛び出して撮ることも可能です。三脚を使用して撮るのもよいですが、速い動きは手持ちの方が追い易いです。この日記の私が撮ったシマエナガの写真の9割方は手持ち撮影です。
シマエナガの他にはゴジュウカラやハシブトガラ、ヒガラ、シジュウカラ、アカゲラ、コゲラ、ミヤマカケス、ヒヨドリなどが庭の常連で、一週間ほど前からはウソも毎日来ています。宿の周りにはオジロワシやヤマセミも居ますが、これはちょっと撮るのが難しい。あとエゾリスもこのところ毎日、朝早くには庭に現れます。
今日の夕方、ちょうど日没時間頃に台湾からのお客さんを連れて和琴半島に行ってきました。半島の両側とも湖は凍り始めていましたが、氷の厚さはまだ1~2cmです。それでも、ところどころにアイスバブルが出来はじめていました。
冷えこみが続いて氷の厚さが10cm近くになれば、氷の中に閉じ込められたアイスバブルも立体的になって、氷の上を歩いて行って面白い写真が撮れるでしょう。雪が降って氷の上に積もってしまったら終わりですが、このまま強い冷えこみが続くようなら、もう暫くすればアイスバブルやフロストフラワーなど、真冬ならではの撮影が楽しめそうです。
by troutinn
| 2016-01-30 17:54
| 写眞