2014年 10月 17日
95プラド、走行50万キロ!! |
新車購入で平成12年11月登録のランクル95プラドが今日、総走行距離50万キロを超えました。1台の車を50万キロ乗ったのは、もちろん私も初めてです。約14年で50万キロを超えたのですが、その間にどれだけの釣り人や旅人、写真撮影のお客さんが同乗したことか? 今日も野鳥撮影ガイドのお客さんを乗せて撮影案内の途中での50万キロ超えでした。達成した場所がカモ類を撮影しに来た野付半島の龍神灯台の近くだったというのも、偶然とはいえなにか象徴的ではあります。
私の旅の足としても、この車は14年の間に四国へ17回、九州へ3回行っています。大きな故障で覚えているのは11万キロ時の燃料噴射系と、春の鬼怒川で25万キロのフライホイール破損(このときはクラッチの3点セットごと交換)。フロントのスタビライザーを支えるボルトも左右とも1回折れています。あとは経年&走行距離による劣化ですがショックは2回交換して今は3セット目。4輪のディスクローターも2セット目です。ミッションとトランスファーとデフのオイル交換は車検毎ですが、全てのデフにまったくガタは出ていませんし、異音がしたら交換とおもっていたホイールベアリングもここまで交換無しです。フロントのスタビライザーのブッシュと、リアサスのブッシュは交換しています。2個組のバッテリーも2回交換しました。フライホイールとフロントのスタビライザーを支えるボルトのトラブルは他の95プラドでも聞きましたので、構造的なアキレス腱かもしれません。
5千キロのオイル交換と1万キロのオイルフィルター交換は自分でやっていたので、その分高価なオイルを使えました。あと、ケミチューンというオイル添加剤を1万キロ毎に600ccをオイルに加えています。エンジンは今でも実に快調で、黒煙も少なくよく廻りますが、これは添加剤の効果もあったのでしょう。
ラダーフレームのトラックのような頑丈な作りに丈夫なエンジンですから50万キロを超えてもまだまだ走ることはできるとおもいます。一方、廃道になった林道や河原など、人が見たらこんなところを走るの!?と、驚くような場所にもよく入り込んでいましたからボディはあちこち凹んだり、外装パーツがズレたり外れたり、ドアの立て付けが悪くなったりと見た目はボロボロです。また足回りも、岩や倒木を巻き込んだりしてきたので、けっこうガタが出ています。
車検はまだ1年残ってはいるものの、50万キロでタイミングベルト(と、ウォーターポンプ)の交換は必要ですし、フライホイールとクラッチの交換も近いうちに予想されます。デフやホイールベアリングの交換なども考えると、更に永く乗るためにはかなりの修理&パーツ交換費用が掛かると予想できます。今は快調なエンジンがどこまで持つのかも、ここまで来ると不安ではあります。
で、あれこれ考えたのですが11月いっぱいで、この車は手放すことにしました。手放すって廃車でスクラップでしょとおもいきや、なんとこんな車にも買い手が付きます。今の最新の国産クロカン4駆はATのうえ、エンジンのコンピューター制御が進んでしまって開発途上国や辺境では修理が出来ません。このため70系や90系のディーゼル車の、それもマニュアルミッションの中古というのは、東南アジアやアフリカ、シベリア辺りでは大人気なのです。この95プラドも、どこかの途上国や辺境でまだまだ走らされることになるのでしょう。
by troutinn
| 2014-10-17 20:36
| 鱒や