仔ギツネ、クマゲラ、野生の蘭 |
21日の日記に載せた仔ギツネ達を見かけた農道へ行ってみると、3兄弟の中で最も育ちの遅れているチビが舗装道路で気持ちよさそうに昼寝をしていました。藪の中は湿気も多いし、蚊やブユやマダニもいます。舗装道路の日陰の部分なら初夏の暑い日差しも防げるし風通しもよくカラッとしているし、昼寝をするには最適の場所なのでしょう。それに、この奥には農家が一軒あるだけで、車やトラクターの通行も少ないですからノンビリ昼寝はできます。でも道路で寝るのはなぁ…
クマゲラは未だ抱卵しているように見えますが、雛が生まれてしばらくは、どちらかの親が巣穴に残って抱雛もするようですから、もしかしたらもう雛が孵っている可能性はあります。ただ、戻って来る親が餌を咥えているようには見えません。しかし、これも育雛初期の頃は給餌は吐き戻しかもしれないので、なんとも判断がつかないのです。
昨日からは交代の回数が増えていますから、数日前に孵化した可能性もありそうです。となると巣立ちは7月の15~18日ぐらいでしょうか?
クマゲラの森の林床に小さな野生のランが咲いていました。湿気の多い陽当たりもよくない山の斜面の藪の中です。背丈は30センチくらい。ひとつひとつの花の大きさは1センチもありません。が、マクロレンズで撮影してみると、小さくとも華麗なランの花であることがはっきり判ります。北海道にも野生のランは何種類もあって、これはたぶんコケイランじゃないかと思っていますが詳しいことは判りません。かなり広く捜してみたのですが周りに同じランの花は無く、これひと株しか見つからないのも不思議ではあります。
クマゲラの撮影ガイドにつきましては、来月に入るとガイド可能な日があります。ご希望の方はお問い合わせ下さい。
写真をクリックすると大きくみることが出来ます。