フクジュソウ |
雪が融けると最初に咲くのがフクジュソウです。日当たりのよい南斜面では10日ほど前から咲いていましたが、裏の林の中では雪融けが遅れてフクジュソウの開花も少し遅れたものが多いようです。日本に分布するフクジュソウは4種だそうで、
フクジュソウ:北海道、本州、四国
キタミフクジュソウ:北海道
ミチノクフクジュソウ:本州、九州
シコクフクジュソウ:四国、九州
と、北海道、本州、四国、九州のそれぞれ2種と、おもしろい分布をしていますね。
北海道ではフクジュソウとキタミフクジュソウの2種のフクジュソウですが、キタミフクジュソウの方が数が多いらしく、特に道東ではキタミフクジュソウが圧倒的に多いのだそうです。
「鱒や」の裏の林の中で咲くフクジュソウは、どちらのフクジュソウなんでしょう?
見分け方は3つ。
フクジュソウは花弁よりガクの方が短いか同等。
キタミフクジュソウは花弁よりガクの方が長いか同等。
フクジュソウはひとつの茎に花はひとつか多数。
キタミフクジュソウはひとつの茎に花はひとつ。
フクジュソウは葉の裏は無毛か、毛は少しだけ。
キタミフクジュソウは葉の裏に毛が密生する。
どうやら、裏の林の道東では少ないフクジュソウのようです。
こうなると圧倒的に多いはずのキタミフクジュソウが近所にあるのかどうか、探して見なきゃなりません。
おまけ。フクジュソウの撮影をしていたら雪の下からこんなものが。雪が消えてから出てくるのだとばっかりおもっていました。今週末には纏まった収穫が出来そうです。GWのお客さん達にお出ししますから、お楽しみに。
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