源流のニジマス |
湖の釣りはお客さんたちに任せて、近所の川へ行ってきました。もちろん釣り竿は持っていきますが狙いは別にあります。この川ではおもしろい現象を見ることができるのですが、来月頭に予定している調査に備えて下見に出掛けたのでした。
川は平年に比べればまだまだ水量が多く、河原のない原野の川では遡行するのも大変です。アメマスとニジマス、希にヤマメも釣れますが小さな支流ですから大きな魚は少ないのです。アベレージが25~30cmくらいで、過去には40cmクラスも釣ったことはありますが、今日も最大は33cmどまりでした。でも、はじめっから魚のサイズは想定済みなので、それなりのタックルで遊べばじゅうぶん楽しめます。今日は「鱒や」の15周年記念ロッド、7ft、3pc、4番に4Xのティペットで#10と#8のカディスで通しましたが、2時間半ほどの釣り上がりで20匹以上は出ていますから飽きません。それに30cmのニジマスといっても、野生の、それも最盛期で虫を食べて腹がパンパンのコンディション抜群の魚たちですから、そう簡単に寄せることも出来ません。ランディングネットこそ使いませんでしたが、大丈夫かいなと思うほど竿は大きく曲がって愉しかったのでした。
この釣り場が好きなのは、良く釣れることと、車まで戻る畑の中の一直線の農道です。釣り終わったあとの充実感と軽い疲労を感じながら、車まで戻ろうと、この一直線の開拓農道を独りトボトボ歩いていると、二十年近く前にこの川へ初めて来た頃を思い出します。二十年も同じことをやっているんだともおもいますし、二十年前にタイムスリップしてしまったような感覚にもなります。ホントにそうなら良いのにね。
下見の方も無事終了です。細かな問題はありそうにもおもえますが、次回の本調査は面白いことになりそうです。次は7月頭に来る予定です。この写真が、その不思議な現象なのだけれど、なんだか判らないだろうなぁ。これについては来週をお楽しみに。