アメマスをミッジフライで |
2日連続での釣りです。今日は絶体ドライで釣ろうと4番ロッドを1本だけ持って出かけました。背水の陣? 潔いでしょ。ユスリカが出るなら午後からだろうと、コンビニで弁当を買って河原で昼食です。緩い流れに希に小さなユスリカが出ますがライズは全く無し。2時間近く待って、我慢できずに他のポイントへ。ところが、昨春とは川の流れが全く違っていてポイントが絞れません。さて困った。
ここならというポイントに着いたのは3時を廻っていました。そーっと覗き込んだとたんに目の前でバシャッとライズです。よーし、見つけたぞ。
ほとんど流れのない場所ですが川上に向かって吹き上がりの風が強く、キャスティングはしにくいですが、水面の波で魚の警戒心は弱くなっているかもしれません。ライズは3分から5分に一回ぐらいで、たぶん5匹ぐらいがクルージングライズをしているのだとおもわれます。小さいのは25センチくらいでしょう。
ロッドにセットしてあった6Xに#16のフライはセッケイカワゲラをイメージしたものですが、河原にはもうほとんど雪がありません。うちの辺りじゃ残雪が多いのですが、この辺りでは何時もの年より雪が消えるのが早いようです。これじゃあセッケイカワゲラはもう出ませんね。先ずは#18のユスリカに替えてスタート。それからあれこれフライを替えてみますが反応なし。と、いっても希にはライズがありますし、フライから数十センチの場所にもライズがあって、魚からフライが見えていないはずがないのです。これは悔しい。
夕方で気温も下がりはじめ風も強くなって、ティペットを結んだりフライを結ぶのもしんどいです。小1値時間ほど試行錯誤して、結局は7Xに#22、黒のスレッドボディにダークダンのボディハックルで巻いただけ、高く浮かせて、が正解でした。北海道では使うことのない7Xですから、慎重に慎重にやりとりしてランディングです。サイズは46センチでした。川のアメマスでユスリカにライズするサイズとしては、ほぼ最大クラスでしょう。川底には70や80のアメマスも居ますが、まず水面でユスリカを喰うことはないのです。
4時半頃には毎分一回くらいの頻度までライズは増えたのですが、残念ながら、もうフライを咥える魚はいませんでした。今日はたった1匹の釣果です、が、私にとっては昨日の15匹より今日の1匹の方がはるかに嬉しかった。フライフィッシングといっても、いろいろな釣り方がありますが、やっぱり私はドライフライでライズを取る釣りが一番好きですね。今日はいろいろ学べたとおもいますので、アメマスたちが海に下ってしまう前に、もう一度、この釣りに来たいとおもっています。
さて、春のアメマスの釣りですが、昨日はインジケーターでニンフとエッグを沈めての釣り。今日はミッジフライの繊細なドライフライの釣り。となれば、あとはシンキングラインを使って沈めて引っ張るストリーマー系の釣りですね。これも行きますよ、乞う御期待!!