ネイチャーフォトのシーズンイン |
秋の釣りシーズン、旅行シーズンが終わって宿も一段落して、今年は短かったけれども、休みを頂いて恒例の西日本の旅行へ行ってきました。本命の中国山地から山陰、北九州方面へは残念ながら天気が悪くて時間切れで行けなかったけれども、高知や愛媛で自転車で遊んできました。
この旅が終わって道東に帰って来ると、これで私はネイチャーフォトシーズンの始まりなのです。もちろん夏に野鳥や野生動物の写真を撮ることもあれば、冬に釣りをすることもありますが、気分として年度の変わり目とでもいえばいいのか。
先ずは庭の餌台から。すでに冬期の給餌を始めていて、ヒマワリの種と牛脂を出してあります。ハシブトガラ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、シマエナガ、アカゲラ、ミヤマカケス、ヒヨドリが、もう常連ですが、今年はこれにエゾリスが来ています
エゾリスがこの餌台に来るのは宿を始めて以来、初めてのことなのです。エゾリスは2匹で、今のところは朝9時過ぎに現れて、昼頃には姿を見せなくなります。エゾリスたちはペットボトルのヒマワリの種を食べたいのですが、ツルツルのペットボトルに飛びついて抱きついてみたり、餌口で懸垂してみたりしますが失敗ばかりで笑わせてくれます。けっきょく小鳥たちが溢して落としたヒマワリの種のお裾分けを待って拾い食いなのですが、その割りには態度大きいんだよなぁ、せっかくヤマゲラが来たのに追い返しちゃいました。
昼前からは野付半島に出かけることにしました。どこに行っても良かったのですが、今シーズン最初ですからお気に入りの場所へ。途中、1ヶ月ほど前に釣り仲間が釣りをしているときにフクロウと出会ったという原野の川を案内して貰いました。エゾフクロウのねぐらは直ぐに判ったのですが、川に近すぎて近づけません。さて、どうしたものか? 光線のぐあいも悪いので夕方再訪することにして野付へ向かいました。
野付半島はまだ雪は全く無く、冷たい風が吹き荒れていて電線が風で鳴る音が印象的でした。オオワシもオジロワシも、コミミズクも未だのようで、ハギマシコだけはチラッと見かけましたが、この風では撮る気にもなれずに撤退です。が、ここまで来ておいて良かった。お目当ての鳥が見られなくても、ここはやっぱりお気に入りの場所です。
尾岱沼の大森商店によって、冬の漁のはじまった巨大ホタテや、アサリ、塩ウニ(超高価)などを仕入れて、店の愉快な姉妹たちとお喋りし過ぎて、あらら拙い、日が暮れてしまう。
大急ぎでフクロウの川へ向かいながら、どう撮るかを考えます。そうか!! 川の対岸から狙ってみよう。川の周辺は湿地帯ですから対岸の撮影ポイントまで行けるかどうかも判らないので、今日は偵察と割り切って5D2に100-400だけを肩にかけ、三脚も他のレンズも双眼鏡も車に置いていきます。それでも中途半端に凍った川沿いのヤチでは危なく泥に長靴を取られるところだったり、蛇行する川でフクロウのウロを捜すのに苦労したり。
おもったより距離を歩いてやっとフクロウを発見!! 予想どおり対岸からだと警戒されることもなく、実によく見えます。日が落ちて暗くなり始めたなかを大急ぎで手持ちで撮影。まあ、こんなものか、次に来るときには500mmや三脚を持ってきて、たっぷり時間を掛けて撮ることにしましょう。
帰ってきて夕飯に食べたホタテとウニの凄いこと!! ホタテは初夏の6〜7年ものよりは小さな5年ものですが、それでも巨大で、刺身でひとつ食べれば充分な量です。大きくても甘みたっぷりで美味しいのなんの。塩ウニも、これが塩?というほど薄塩で、フンワリしていて塩ウニのイメージとは別ものの美味しさ。酒がすすむよ...
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