落石岬へ |
天気が安定しません。毎日風や雨の日ばかりで、今日も釣りに出かけたかったのに朝から雨です。どこか天気が良いところはないのかとネットでアメダスのデータを見ていたら、根室半島付近だけが晴れているようです。ロッドを持っていくかどうか迷ったのですが、根室半島ならあまり良い釣りは期待できないだろうと、カメラだけを持って、所属するフライフィッシングのクラブ、JFFの先輩釣り師とふたりでカメラ散歩に出かけました。このクラブの先輩はテレビ局のカメラマンでしたから動画とスチルの差はあれカメラの腕は確かで、竿を持たずとも一緒に出かけるのがじつに愉しい方なのです。
根室半島もあれこれ見所は多いのですが、秋の日は短いので一カ所に絞って落石岬としました。ここは観光地としては知られていませんが、マニアックな旅人には人気の地です。4~5年前にもガイドブックの取材仕事で訪れたことはあるのですが、そのときは灯台へ続く木道が壊れて通行止めでしたから、私は岬まで行くのは十年ぶりぐらいです。
湿地帯や草原、トドマツの林の中を真っ直ぐに灯台に向かう木道にも、草原の崖の上に建つ落石岬灯台辺りにも、エゾシカの姿は見かけたものの人の姿はなく、雄大な景色を貸し切りの撮影行でした。
帰り道はすでに暗くなり始めていましたが、琵琶瀬展望台からの霧多布湿原の風景も素晴らしかったですし、厚岸の街で夕の食材の牡蠣やマツカワカレイなどを仕入れた後も、厚岸の街から僅かな場所でタンチョウ30羽ほどの群れを見つけたりと、1日愉しいカメラ散歩を愉しむことが出来ました。
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