キガラシ、ソバ、ハスカップ。 |
黄色の絨毯を敷き詰めたようなキガラシの花の畑です。背景の山は美幌峠と右に藻琴山。屈斜路湖畔のプリンスホテル近くで見つけました。キガラシは作物ではなくて、このまま畑に鋤込まれて緑肥になります。久しぶりの風景写真でPLフィルターも使って絵葉書みたいな写真になっちゃいました。
湖畔は晴れていたのに、川湯まで来たら雲が増えてきました。背景に硫黄山でのソバの畑です。こちらも青空だったらもっと素晴らしい写真が撮れただろうにと、ちょっと残念です。このソバは9月末には収穫されて10月には新蕎麦が食べられるでしょう。町内には早生のソバも少しですが植えられていて、こちらは今月の25日、26日に弟子屈町の農協ストアの前の駐車場で開かれる「たぶん日本一早い蕎麦祭り」で新蕎麦になって食べることが出来ます。今年も広島から高橋名人が蕎麦を打ちに来るようですね。
キガラシの撮影に出掛ける前、午前中はハスカップ摘みでした。二軒隣の松岡農場では、天候が安定しないので農作業が遅れて大忙しです。そこで分けてもらハスカップを自分で摘むことにしたのです。ハスカップは砂糖を加えてサラサラのシロップにサッと煮て、自家製のヨーグルトに載せて朝食にお出しします。ヨーグルトにハスカップの酸味が美味しいですし、鮮やかな色が美しいですよね。
1キロぐらいと摘み始めたのですが、これがやってみると、おもっていたより大変な作業です。採りやすいところだけ取ってしまうと次が大変そうなので、ひとつの枝を全部取って次へと進もうとするのですが、中腰の作業では辛いのです。今日はまだ風があって涼しくて虫も少ないから助かるけれども、ハスカップの実はどんどん熟して採り時になってしまいますから、暑い風の無い日などはさらに大変でしょう。プロのハスカップピッカー(つまりパートのオバサン達ね)は1日に10キロほどは摘むそうですが、1時間摘んで、もう1キロ以上は採れただろうと計ってみたら、800グラムにも未だ満たないのでした。潰れたハスカップの実で手のひらは血だらけみたいに真っ赤になってしまいましたし、腰も少し痛みますが、夏空の下での収穫は(ときどき摘み食いしたこともあってか)気分の良いものではありました。
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