怪しいシシャモ |
今日の夕方、街のスーパーの魚売り場で見つけたコレ。怪しい・・・実に怪しい。
魚屋のお兄さんは、これは美味いよ!! 騙されたとおもって買ってごらん!! 干さなくていいし!!
まあ、この値段なら騙されてもいいかと買ってきた。見た目はワカサギの2年魚かなとおもえるけれど、ワカサギは今が産卵時期で婚姻色も出ているし、繁殖期に漁は行わないから市場に並ぶことはない。同じ仲間のチカも春産卵で、今時期にこんなサイズのチカはいないし、だからこれも違う。腹の皮の薄さはたしかにシシャモのようにおもえるな。
こんな時期にシシャモを見るのは初めてだし、こんなに小さなシシャモを見るのも初めてだ。シシャモは世界中で道南と道東にしかいないし、最南は遊楽部川のはずで、それより南には海でも行かない。となれば、これが本物のシシャモなら青森産はあり得ないし、青森産が本当ならシシャモではないということになる。
シシャモは高級魚で、人工増殖や漁期の制限などで資源管理も行われているし、だいたいシシャモの漁期は10月、11月だけのはずなのだ。
となると、これがシシャモなら道東の厚岸沖から道南の長万部沖の間のどこかで、誰かが混獲で獲ってしまって、漁期以外の漁獲は違法になるので産地を偽装して出荷したのか?