二兎を得ちゃった!! |
これは気になっていたバードウォッチングに良さそうな天気、それに気温がプラスになれば、なにより嬉しいのはラインが凍らないこと、ガイドが凍り付かないこと。そこでバードウォッチングと今シーズン初の釣りに出掛けることにしました。同行者は栃木から釣りのためにと家族を連れて移住してきた豪さんです。
今日はメインはバードウォッチングで、釣りは様子見だからね、と出掛けたのですが鳥見の目的地までに様子を見たい川が2本あります。最初は真っ直ぐ一番遠い鳥見に行って、帰りがけに川2本のつもりでしたが、やっぱり行きがけに1本覗いていくか。
ポイントに着いてみると、この10年では最も積もった雪が深く、川まで出るのが大変です。でもこのポイントならスノーシューを使うほどでもなく、またウェーディングの必要もないのでネオプレーンウェーダーも無しで済みます。
川の近くまで出てみてビックリ!! 川幅は狭く水深も最大で2メートルぐらいのポイントではありますが、透明な水の川底にはアメマスがぎっしりです。そして川面にはユスリカやクロカワゲラが驚くほど多量に流れていて、もう、そこいら中ライズだらけなのでした。ユスリカは何種類も出ているようで大きなものは#18くらいもあります。これは楽勝でしょう。豪さんが直ぐにランディング。私も3匹掛けて2匹キャッチでした。釣れたのは全て40センチぐらいで、水面の虫にライズしているアメマスはほとんどがこのサイズのようです。しかし、その下には70センチ、80センチのアメマスが何匹も泳いでいるのが見えます。
なにせ狭いポイントですし、ティペットは6Xで40センチのアメマスですから、引き抜いて釣り上げることは無理です。掛けたアメマスが水の中で暴れ回ると、他のアメマスたちはもう大混乱で泳ぎ回ります。このため1匹掛けたら、しばらく待たないと、またライズは始まりません。まあ、また来ればいいさと1時間ほど遊んで終了です。
それにしても、これをライズの釣りと呼ぶのかなぁ。ライズはしていたけれど、フライを流して喰ってきたのがライズしていた魚かどうかは判りません。なにせ養魚場の池みたいに沢山のアメマスが居たのですから。
次は鳥見です。まだ早いかなと思っていたのですが、期待のハヤブサを予想以上に近くで見ることが出来ました。それも、オスとメスの番いです。これなら今年も、この場所で営巣することは間違いなさそうです。ゴールデンウィーク明けが楽しみですね、また見に来よう。
帰り道は別の川へ。ここもポイントまでの雪は深く、スノーシューを履いても歩くのに苦労するほどでした。が、数は少なかったものの大型のアメマスが何匹も泳いでいるのは確認しました。ここは、明後日また釣りに来ようかと、今日は偵察だけとしました。
それにしても、今シーズンの初の釣りがドライでライズするアメマスの釣りとは、なんて気分が良いんでしょう。ハヤブサも見れたし、二兎を追う者が二兎を得ちゃった、という愉しい一日でした。
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