倉敷カメラ散歩 |
あわててホテルの部屋に戻ってネットでレーダー雲画像を見ると、タイトで強烈な寒冷前線が瀬戸内地方を通過するところだった。午後からは晴れるだろうが路面は濡れているだろうし、風も強そうなので今日は自転車は諦めた。それに実は昨日のいっきの80キロ走行で足に疲れがまだ残っている。
今日一日をどう使うか。フロントで大原美術館のチケットを買って、ホテルのすぐ裏の美術館へ雨の中を駆けていく。
ところが小学校低学年の課外授業の日らしく、美術館内は、どこへ行っても小学校の休み時間の校庭にいるみたいだった。ハッキリいってゆっくりと絵を鑑賞できるような状況じゃあない。が、この美術館のチケットは1日有効だし、課外授業は11時半までとのことなので、いったん宿へ戻ることにした。ホテルは連泊なので自由に部屋を使うことができるのだ。
美術館では『大原BEST』という企画展示中で、これは収蔵品の主要作品を全て同時展示という大がかりな催しだ。これだけの名作を一同に見られるというのは凄いのだが、反面、エル・グレコから現代作家まで、あれもこれもで統一感はないから見る方は疲れる。そこで1日フリーチケットを有効利用して、美術館に出たり入ったり。あとの時間は食事をしたり、ホテルで昼寝したり、そしてカメラ持って散歩したり。
カメラは自転車用のF200の他に5Dmark2は持ってきてある。ただし荷物を少なくしたかったのでレンズは50mmF1.4と28mmF2の単焦点2本だけだ。が、これはこれで楽しめそう。さて美術館の絵画鑑賞の刺激をうけて、倉敷のどんな写真散歩ができるか。
白壁、黒板塀、レンガ、アイビー、和と洋、つきなみだけど倉敷のイメージは、やっぱりそのあたりかな。うーん、三脚持ってくれば良かった。アマチュアの写真はアートごっこだし、下手の横好きでも、ごっこは愉しい。
追記:
夜飲みに出て、美観地区の居酒屋でボラれた。観光地の観光客向け値段? そりゃまあ、確かに観光客なのだが。味は良かったんだけれどね、地元民はこんな場所には飲みに来ないか。こういうミスは滅多にしないのだけれど、脇が甘かったと反省。