キタイイズナ |
僅か16~18cmほどの小さな体に2cmほどの可愛い尻尾がついています。夏毛は腹は白ですが背は茶色、冬毛は写真のように全身が真っ白になります。本州に棲むイイズナが亜種ニホンイイズナで、北海道に棲むイイズナは亜種のキタイイズナです。イタチの仲間で最小の種で、ネズミよりも細い体なのでネズミの穴に入って、自分よりも大きなネズミをも狩ります。
今朝撮ったイイズナは胸の辺りの毛が少し汚れていましたが、狩りをした直後なのかもしれません。
北海道の2大可愛いはシマエナガとエゾモモンガなそうですが、この冬毛の真っ白なキタイイズナの可愛さは負けず劣らずで、北海道の3大可愛いに入れてあげるか、でなければ2大可愛いの裏可愛いにしてあげたいほどです。
ほぼ全道に棲息しているキタイイズナではありますが、廃屋の床下や薪小屋などの巣で子育てしているのが見つかる以外は、偶然撮られる程度です。繁殖期以外の特に冬毛の真っ白なキタイイズナは、狙って写真を撮るのは超絶難しい種のひとつなのです。
昨日の夕暮れ後にクロテンを撮って、今朝の6時40分には(マイナス22度!!)キタイイズナを撮れるなんて、なんと運がよいのでしょう。
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