XF16mmとXF90mm |
発注したのは25日の昼前でしたが、土日を挟んで月曜日の発送。通常は内地からなら中一日で届くはずなのに、トラッキングでみると何故か途中で航空貨物から車両船舶輸送に変更されて、中二日で大晦日に到着です。で、すぐにでも箱を開けて使いたいところなのですが極寒冷地ではそうもいかない。レンズは輸送の間に冷え切ってますから暖かい部屋の中で梱包を解くと内部結露をおこす可能性があります。
2時間室温で放置して、やっと開封の儀。16mmと90mmですがAPS-Cのカメラですから画角的にはフルサイズの24mmと135mmに相当します。
24mmの単焦点は初めての経験です、このレンズは最短撮影距離が撮像面から15センチで0.21倍。レンズ前面からなら僅か5cm弱でピントが合うわけで、広角マクロ的な使い方が出来そうなのも魅力です。開放F1.4とハイスピードなのも嬉しいですね。
135mmの単焦点レンズは、中高生の頃に父親のお下がりのペンタックスのSPに使っていたスーパータクマー135mmF3.5以来です。今時あまり流行らない焦点距離ではありすが、本来は85mmと並んでポートレート用のレンズでしょう。人物撮影は滅多にしませんから積極的に使わないと無用の長物になりそうです。このレンズも最短撮影距離は60cmと短く、0.3倍なので望遠マクロ的な使い方が出来そうです。
さて、レンズも暖まったのでさっそくテスト撮影です。暮れの買い出しを兼ねて、この2本のレンズだけを持って釧路の街に出掛けました。
釧路に着いたのは昼過ぎで、先ずは腹ごしらえです。大晦日ですから年越し蕎麦にしましょう。釧路の街は蕎麦屋の多い町で、レベルの高い蕎麦屋も何軒もあります。お気に入りは「かまくら」「宮嶋」や、竹老園東家からの暖簾分けなら「城山東家」「北大通り東家」などなど。でも、今日は店の雰囲気、居心地の良さで「幣舞橋東家」です。以前に釧路東家全軒制覇という馬鹿なことをやったことがあるのですが、その時にこの「幣舞橋東家」が強く印象に残ったのです。暮れの独り蕎麦ならこの店でしょう。
今日も広くはない店は常に満席で、やっと相席で坐ることが出来ました。店に来ている客の1/3くらいは常連客のようで、食べていく人、家で年越し蕎麦を食べるために予約で持ち帰り蕎麦を取りに来る人、みな店主と世間話をしては、それじゃあ良いお年を、と挨拶したり、お客さんどうしで挨拶して帰って行くのです。下町の地元の人に愛されている蕎麦屋って雰囲気が、余所者の私にも実に居心地良く、新しいレンズでの最初の一枚は「かしわ種込みそば」でした。
温かい蕎麦でお腹もいっぱいになったので、カメラを持って釧路港を散歩です。18mmと90mmを取っ替え引っ替え撮っていますが、どちらのレンズで撮ったかはひと目で判りますから明記はしません。
暖冬気味とはいえ、このところの冷えこみで釧路川河口辺りは蓮葉氷が出来ていました。