ルピナスとセイヨウオオマルハナバチ |
今日2本目の日記です。「コウリンタンポポとキバナタンポポ」をアップしたあと、今日一緒に撮った他の写真を整理していて、これも庭で自然発生的に増えているルピナスを撮った写真を見て驚き!! ルピナスは北海道ブルーリストではA3指定ですが、蜜に惹かれて訪花しているマルハナバチは、こりゃどう見てもセイヨウオオマルハナバチの働きバチですね。
セイヨウオオマルハナバチはブルーリストのA1、というよりも外来生物法の特定外来生物指定です。もともと農業用で花粉を運んで貰うために導入されたものが逃げ出したり野に放たれたりして、自然繁殖して北海道でも増えているようですが、庭でセイヨウオオマルハナバチを見たのは初めてです。ついにうちの庭にも現れたか。
このセイヨウオオマルハナバチ、移入種の昆虫の中でももっとも問題視されていて、駆除事業なども行われています。が、ここまで拡がってしまったものを駆除事業で減らすことが本当に出来るのかどうか? 何万匹捕獲しました、などという数字は載っていても、それがセイヨウオオマルハナバチを実際に絶滅させるための一歩になっているのかどうか? どの程度の効果があるものなのか? 啓蒙的な意味での駆除なら理解は出来ますが、費用対効果から考えても駆除事業は無意味な公共事業になりそうな気もします。