ワカサギでアメマス |
判りにくい写真ですが岸辺に突っ込んできたアメマスかニジマスから弾け飛んで逃げるワカサギです。
今日は私は釣りはしませんでしたがお客さんの釣りを見に行ってきました。アメマスやニジマスが産卵のために岸寄りしたワカサギを追い回しています。ストリーマーを沈めて引っ張っても、フローティングミノーを浮かせておくだけでも、釣れます。
ただ、産卵遡上するワカサギは減ってきています。3カ所を定点観測していますが、昨日今日と遡上するワカサギの数は1週間ほど前のピーク時から見ると1/3ほどに減っていました。
これが産卵遡上が終盤期に入ったことを意味するのか、産卵遡上には波があって、たまたま遡上が少ない日なのか、もう少し様子を見ないと判りません。減ったといってもかなりの数ですし、岸沿いにはまだ産卵前のワカサギの群れが帯のような列になって泳いでいます。
また、これも数を数えたわけではなく見た目の感覚的な話ですが、ここまでのワカサギの産卵遡上数は過去最高だったのではないかとおもっています。ただ、サイズを見ると、今年はこれまでの年と比べてワカサギのサイズは明らかに小さくなっています。歳の違うワカサギが混じって2サイズいますが、どちらも平年より小さくなっています。数が増えた分、1匹当たりのエサの量が減ったのかもしれません。
釣りの方は絶好調といって良いでしょう。アメマスやニジマスはワカサギを喰うことを覚えてしまっていますから、遡上数が減ってきても当面は釣れる数は減ることはないとおもいます。これまでは沈めて引っ張る釣りの方が有利でしたが、フローティングミノーを浮かべておくだけという、産卵後のヨレヨレワカサギを模したフライは、これからが愉しいとおもいます。
写真のアメマスは、私が横で釣りの様子をたまたま見ていたときに、フローティングミノーを引ったくっていった奴です。あまりに暴力的な出方に、見ていたこちらも驚きました。