十勝へハクガンを見に行く |
今年は雁の飛来がまだ少ない上に、昼間は南十勝の広い範囲に散らばって牧草などを食べていますから、あちこちと探して走らねばなりません。それでも真っ白い雁はハクチョウとさえ見間違わなければ遠くから見つけることができますから、30分ほど畑地帯を走り回って牧草畑に降りている60羽ほどの群れを見つけました。
雁は警戒心が強く200メートルほどまでしか近寄らせてはくれず、それより近づくと飛び立ってしまいます。
双眼鏡や超望遠レンズで見ていたら、なんと牧草畑にたい肥を撒くトラクターが向こうからやってきて、雁をこちらに向かって追い立てるような形になってしまいました。一斉に飛び立つ雁の姿は、鳥が大きいだけに見応えがあります。
このトラクターに追われる雁の写真は、鳥好きの方がよくみれば、おお!! と驚くラッキーな写真で、この一枚の写真にヒシクイ、マガン、ハクガンと更にもう一種の雁が写っているのです、判るかなぁ。これを見ることが出来ただけでも昨日のガイドは成功でした。