たぶん日本で一番早い『新そば祭り』 |
今日と明日は弟子屈町の農業祭です。この祭りの一番の売りは「たぶん日本で一番早い『新そば祭り』」。たぶんですから、もしかしたらもっと早い新そば祭りが日本のどこかで行われているのかもしれませんが、弟子屈の蕎麦農家では、この祭りのために早生の蕎麦を作って用意しての本格的な新そば祭りです。
朝からあいにくの雨ですが、昼頃には降ったり止んだりの小雨になりました。今日のお客さんのための夕食の食材仕入れを兼ねて、摩周駅近くの農協駐車場で開かれている祭りへ行ってきました。蕎麦の店は12時からとのことでしたが11時半に行ってみると駅前の道路は渋滞し、もう凄い人の数です。今年で8回目の祭りですが、これまでで一番の人出におもえます。
蕎麦店は、摩周そば生産組合の店、釧路の松風庵の出店、そして元山梨の翁、今は広島の達磨の高橋邦宏名人の雪花山房の出店の3店です。3店、どの店も美味しいのは判って居るのですが、今日、この祭りに来た多くの人達の目当ては高橋名人の打つ蕎麦です。長年の間、蕎麦打ちの指導をしながら全国行脚してきた高橋名人ですが、蕎麦打ちの指導や、このような祭りへの参加は今期で最後なのだそう。となれば高橋名人の蕎麦を食べることが出来る機会も、もうあまりないでしょう。
祭りに蕎麦を食べに来ている人達も、そのことを知っているのでしょう、3店では雪花山房だけに長蛇の列が出来ていて、ふだんは行列に並んでの食事などは先ずしない私も、今日は20分ほど待って2枚のもりそばを食べてきました。量が少ないのは相変わらずで、2枚食べて、北海道の蕎麦屋の平均的な大盛りよりはやや少なめでしたが、美味しかった。この蕎麦がもう食べられなくなってしまうというのは残念です。
農業祭ですから、地元農家の野菜の直売もあったり、あれこれ模擬店や露店も出たり、なかには農業とは関係なさそうな、こんな出店もあったり…
祭りは明日までですので、明日も弟子屈で高橋名人の蕎麦を食べることが出来ます。