オオカミがきた! |
雨さえ降らなければ毎日アウトドアに出ていますから、今日は自転車の整備と掃除を家の中ですることにしました、これなら50mm降ったって大丈夫。スーパーコルサは時々乗っているのですが、乗りっぱなしで掃除をしていないので、かなり汚れてきています。
今日はクランクの交換もします。170mmのものが付いているのですが、これを172.5mmに替えます。背が高くなれば、足が長くなれば、クランクが長くなるのは当たり前というのは半分当たっていますが半分外れた答えです。僅か2.5mmなのですが、これは半径ですからペダルの回転軌跡が直径で5mm大きくなることになります。2.5mm伸ばすのですからサドルも2.5mm下げます。これで下死点での足が伸びは170mmの時と同じになりますが問題は上死点側で、より高く膝が上がってくるので前傾姿勢の時には窮屈になりかねません。このあたりをどう感じるかは実際に装着して乗ってみないと判らないのです。2.5mm伸ばすのは梃子の原理で楽をしようということなのですが、思惑通りにいくのかどうか?
クランクを外すのでチェーンも外します。ギア板は52x39ですが、これは使い回しです。クランク交換のためにバラしますから、ふだんは手の入れにくいBBハンガー周りの掃除も出来ます。チェーンとギア板をバラして洗うなら、スプロケットもついでにとバラして洗います。全てを外した時点でディレイラー廻りも丁寧に掃除すれば、これでドライブ系の油汚れは綺麗になりますね。
この辺りで窓からは夏の日差しが差し込んでくるようになりました。ん? 大雨注意報じゃなかったっけ?
ちなみに交換するのはカンパニョーロのコーラスというセカンドグレードのクランクです。トップグレードはもちろんレコードですが、レコードはCレコードの時代から4本アームとクランクで5本というデザインです。コーラスも10速の時代の後期になってレコードと同じ4本アーム+クランクがアーム兼用というデザインに変更になりましたが、それ以前、私の使っているモデルまでは5本アーム+クランクのデザインでした。つまり昔のボスフリー時代のスーパーレコードやレコードと同じ系列のデザインって訳です。交換に使う172.5mmのクランクはeBayでポルトガルにあったデッドストックです。
スーパーコルサを組むときにレコードのセットを使わずに2000年頃のコーラスのセットにした理由は沢山ありますが、この5本アームの美しさも理由のひとつなんです。強度と軽量化からみれば4本アーム+クランクの方が理に適ってはいるのでしょうが、クラシカルなホリゾンタルスチールフレームのロードレーサーは美しくなくっちゃね。
バラして磨いて再認識したのはカンパニョロのパーツの美しいこと。ネジひとつでも見とれてしまいます。
昼飯を挟んで自転車の組み付けと掃除が終わったのが14時でした。天気予報が当たっていれば大雨が降っているはずですが、曇りはしたものの雨はここまで一滴も降っていません。ウェザーニュース社、これはちょっと拙いんじゃないの?
いや、怒っているのは天気予報が外れたからではないのです。今日、弟子屈の天気予報が外れた理由は判ります。台風崩れの温帯低気圧が予想よりかなり東の進路だった。台風の衰えが早くて風が弱まり、けっか雨量も予想よりは少なかった。今回のような場合に予報が外れたるのは困ったことではありますが、仕方がないことかともおもいます。また厚岸や根室では大雨警報が出て、実際かなりの大雨だったことも確かです。
問題はピンポイント予報の方です。ウェザーニュース社のピンポイント予報の右上にはLast updateとNext updateと10分おきの時間が表示されています。10分ごとに新たな情報に更新しているよというお知らせですね。ところが実際は情報が更新されるのは1日数回のようなのです。
上は7時35分、下は13時51分にスクリーンショットを撮ったものですが、過ぎ去った時間のデータが見られないようになるだけで、雨量の予報は全く更新されていません。正確には昨日19時の予報から全く変わっていないのです。
この間に刻々と雨雲レーダーやアメダスの最新データが入って来て、雨雲の位置が東にずれているにも関わらず、弟子屈では一滴も雨が降っていないことなどデータを見ても判るのに、その情報が全く反映されず、13時になっても7時の情報(昨日の19時の情報)のままなのです。
これは不当表示と言えるんじゃあないでしょうか? Last updateとNext updateは実際に更新した時間を表示、更新予定する時間を表示すべきでしょう。これではLast updateで表示される時刻の最新情報を見ていると勘違いします。
私はPCでしか天気情報を見ていませんが、ウェザーニュース社の有料のスマートフォンへの情報も同じはずです。PCにせよスマホにせよ、天気予報はこれしか見ていない人も多いでこととおもいます。今回は降るはずだったのが降らなかったわけですが、逆だったらどうでしょう? ゲリラ豪雨の予想が全く反映されないのに、それが最新の時刻表示のupdate情報だと勘違いしたら、これは危ないんじゃないでしょうか?
私みたいな暇な人間はヘンだなとおもえば、雨雲レーダーや衛星からの雲の写真、最新のアメダスのデータなども見に行きますが、そんな人は少ないとおもいます。情報提供会社がミスリードするような表示を続けているのは納得が出来ません。こんないい加減な配信で気象予報なんて言わないでほしいな。
追記:結局、弟子屈では今日は朝から夕方まで全く雨は降りませんでした。