今シーズン初、エゾモモンガ。 |
モモンガの撮影はこの冬は初めてです。実は昨日の夕方に撮影機材は持たずに下見に行って、16時09分からの10分ほどの間に同じ穴から4匹のモモンガが出てきたのを観察しています。
今日は釧路に用事で出かけていて、夕方、大急ぎで帰ってきて用意してあったカメラを持って飛び出しました。森に着いてカメラをセットしたときに、遠くから町の16時を知らせるチャイムが聞こえてきます。どうやら間に合った。ところがモモンガが出てきません。待って待ってやっと最初の1匹が穴から顔を出したのが16時21分でした。昨日見ていたときは、これならじゅうぶんAFでピントを合わせられるとおもっていたのですが、もう暗くてAFでは無理です。いつもなら赤いLEDライトを当ててギリギリAFが効くようにしてのストロボ撮影になるのですが、お馬鹿なことに今日はライトを用意してきていません。
で、暗いシルエットに、なんとかこの辺りだろうとマニュアルでピント合わせをして、1枚ごとに微妙にピントをずらして撮ります。つまり、まぐれ当たりを狙ったわけで、帰ってから見てみると、結果は25回ほどシャッターを押してピントがピッタリ合っていたのは5枚ほどでした、キビシイですね。それに25枚の前に撮った最初の10枚はストロボが光ってなかったり、極端に暗かったり…。モモンガの撮影以外には滅多に使わない、夜になってからのフィールドでのストロボ撮影ですから、8ヶ月のブランクで、すっかり段取りや操作方法忘れていて困ったものです。
モモンガの方も昨日今日と突然巣穴の前に人が現れて(5〜6mは離れていますが)警戒気味で、ちょっと音を立てただけでも巣穴の中へと逃げ戻ってしまいます。まあでも、これは毎シーズン最初はこんなもの。モモンガはリスやネズミの遠戚で、あまり頭は良くないみたいです。しばらく通って撮影していると警戒心も薄れて撮影にも慣れてしまいます。撮影が楽になるのは助かりますが、警戒心が無くなっちゃうというのも、それはそれで問題ではありますね。