エゾリス |
ほぼ毎日、朝早くからエゾリスが餌台にやってきています。ほぼ、というのは大雪の積もった日は欠勤だからなのです。餌台のある樹は周囲の林からは独立した木立の中の一本ですから、エゾリスは枝渡りで来ることは出来ずに雪の上を走ってこなければなりません。たぶん大雪が降ってフカフカの深い新雪だと、体が埋もれてしまって雪の上を走ってこられないのでしょう。
それでもちょっとでも雪が締まれば、雪の上を走って餌台までやってきます。毎日来ているのは尾の先が少し折れているように見えるオレオ(折尾)ですが、雌雄はわかりません。もう一匹、やや毛色の濃いエゾリスもときどき現れますが、オレオよりは弱いようで追い返されています。さらにもう一匹、これはどうやら庭の釧路川の対岸の森に棲んでいるようなのですが、このエゾリスもなんと釧路川に架かる古い鉄橋を渡ってヒマワリの種を食べに来ます。一昨日は、この対岸から来たエゾリスを、オレオが10分近くにわたって追い回していました。雪の上を走ったり、木に登ったりと、その追いかけっこの速度はとても速くて、見ていても目が廻るようです。
はじめは餌場を争っているのかとおもっていましたが、エゾリスの発情期は1月から2月ということですから、それが関係しているのかもしれません。
ヒマワリの種は本来は小鳥用ですから、ペットボトルを再利用したフィーダーに入れて枝に吊ってあります。欧米の野鳥好きの人たちからは、リスは悪戯者と嫌われているようで、リス避け(Squirrel proof)の餌台がいろいろと販売されていたりします。うちで吊っている餌台も、これからリスがヒマワリの種を食べるのは無理だろうと、雪の上に別にリス用のヒマワリの種をまいていました。
ところが今朝はちょっとバタバタ忙しく、ヒマワリの種を撒くのを忘れてしまったのです。で、窓から餌台の方をみてみたら、なんとオレオがフィーダーからヒマワリの種を食べる方法を会得していました(YouTube)。たぶん積もった雪で結果としてフィーダーの高さが低くなったためにおもいついたのでしょう。
これでリスのために別にヒマワリの種を撒く必要はなくなったけれど、これじゃあ小鳥が食べに来られないし、さてどうしよう。
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