分解掃除 |
朝からの氷雨が昼過ぎから雪に変わりました。湖に様子を見に行こうかとおもっていたのですが、あまりの寒さに中止です。で、薪ストーブに火を入れてから、部屋の中で旅行用自転車の分解掃除です。TOEIのデモンターブルの700x28cのライトランドナーは、旅行用とはいっても駆動系などの主要パーツの多くがカンパニョーロのレース用パーツで組んであります。午後はこれをバラして掃除と注油です。
チェーンは純正品ではなくドイツ、ウィパーマン社のカンパニョーロ10速互換のものです。これはコネックスリンクという方法でチェーンが繋いであって、チェーン切り工具を使わなくとも、チェーンの繋ぎを手で簡単に外すことが出来る優れものなのです。昔はこんな便利なチェーンは無かったなぁ。油汚れがひどいのに掃除しにくいチェーンやギア周りも、これで手軽に綺麗にすることが出来ます。
チェーンを外したら器に入れて、ディグリーザーをひたひたに注いでガシャガシャ揺すってやれば、もう簡単に油汚れが落ちていきます。チェーンを出してから真っ黒に汚れたディグリーザーを捨てたら、器の底は細かな砂や鉄粉などでジャリジャリでした。うーん、もっと早く洗浄しておくべきだったか。
こうなるとスプロケットも気になります。リアホイルを外して、カンパニョーロ専用ロックリング外しを使ってスプロケットをハブから抜き取ります。きれいに並べるのは、スペーサーの順番を組み直すときに間違えないよにするため。昔は5〜6枚でしたが今は10枚、その分、歯の厚みは薄く、チェーンの幅も狭くなっていますから、ツーリングには耐久性が気にもなるのですが、あのプロレーサーたちの信じられない出力に耐えるレース用のパーツなのですから、私の貧脚では問題が起きることもないでしょう。バラして並べたあとは、これも1枚ずつディグリーザーに漬けて油汚れを洗い落とします。ハブに組み直すと、ほら、もう新品同様の綺麗さでしょ。
窓の外はもう真っ白ですが、火力が安定した薪ストーブで部屋の中はポカポカ。薪ストーブの前でアルミのフェンダーやホイールのリムを、ウェノールを使ってピカピカに磨き上げて作業終了です。
これで秋の自転車旅行の準備が出来たわけだけれども、実はいろいろ忙しくて、さて、ホントに旅に行くことが出来るのでしょうか?
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