湖畔の森の子ギツネたち |
午前中に屈斜路湖を一回りです。涼しかったせいか北側の林道ではキツネの子供達をたくさん見かけました。たぶん8家族分の子供達、といっても一家族当たりは1匹か2匹ではありますが、この数は記録じゃないかな。こんなに多くのキツネが子育てに成功したのは驚きです。
昨秋に日記に書いた(どこに書いたか見つからないのですが)とおもうのですが、去年の秋はエゾマツが史上希に見る多量のマツボックリをつけました。そのときに、これで、この冬を越えることの出来るネズミの数が格段に増えるだろう。となれば、それをエサにするキツネにもエサの豊富な冬になるはずで、となれば健康に冬を越えるキツネが増えるはずだから、来春のキツネの繁殖は何時もの年より多くなるはずだと予測したのです。今日見かけたキツネの子供達の数の多さが、昨秋のマツボックリの量と関連するのかどうかの証明はできないのですが、今日の子ギツネたちを見ていると、なんとなく仮説が当たったような気もしたのでした。
この辺りのキタキツネの子達は多くが4月生まれですから、まだ生まれて4ヶ月ほどなのですが、どの子供ももう大きくなってやんちゃ盛りです。森のキツネは人慣れしていなくて、子ギツネたちも親のしつけが良いために、育ってくると警戒心が強くなって、なかなか良い写真を撮らせてくれません。まあ、それでもまだ子供で、藪に逃げ込んでも、しばらくすると何で逃げ込んだのかを忘れてしまうのか、林道に出てきて昼寝をしちゃう子もいます。
今日も子ギツネを撮るのは難しいかなとおもっていたのですが、森の中にポッカリと小さく開いた草地の広場で、相撲を取って遊ぶ子ギツネたちを藪の陰から何枚か撮ることができました。遊びに夢中になっていた子供達はシャッターの音に気づいたとたん、こちらにちょっと顔をむけて、すぐ一目散に森の奥へと消えていきました。
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