木樵と蕎麦とバッテリーと |
「鱒や」への取り付け道路の両側の木々が生い茂りすぎて緑のトンネルのよう。これはこれで良いかなとおもっていたのですが、先日の大雨で道路側へ覆い被さって、トラックや大型車の通行に支障が出るようになってしまいました。やっと木々も下草も乾いたので、今日の午前中は枝払いです。
2~3時間もあれば終わるだろうとおもっていたのですが、枝払いだけではなく、20センチ径くらいのヤナギやハンノキまで何本も倒さなければならないことが判って、これは大変です。チェーンソーで切り倒すのですが、20センチ径の薪の玉切りと、立木の伐採では難しさが違います。本来なら伐採は素人がすべき作業ではないのですが、といってプロを呼ぶほどでもなしで、ここは頑張って切ってみましょう。
どちらの方向へ倒すか、倒す方向に引っかかる木はないか。まわりを整理して、倒す方向にチェーンソーで受け口を入れて・・・理屈では判ってはいても、なかなか上手くは倒れませんね。径が20センチともなれば木の重さは数百キロになりますから、チェーンソーのバーを挟まれたら大変ですし、木が裂けるようなことにでもなれば下手すれば大けがをしかねません。作業は慎重に慎重にすすめます。
切り倒した木は持てる大きさに細かく切って、道路脇の藪の中に積んでいきます。ヤナギの木はシイタケ栽培の原木には最も適した木だそうですから、真っ直ぐな太いものはシイタケ用に除けておきます。
2時間半の作業で予定の半部しか終わりませんでしたが、集中力が切れてきたのと、チェーンソーが切れなくなってきたので、今日の作業はここまで。残りは後日にしましょう。
たっぷり汗をかいたのでシャワーを浴びてから昼飯を食いに川湯の「そば道楽」へ出かけます。もう新蕎麦になったかなと期待していったのですが、収穫した蕎麦の実の乾燥がまだ出来ていないそうで、まだ去年収穫の蕎麦でした、残念。それでも充分おいしい蕎麦を食べて、爺さんと婆さんとしばらくお喋り。
弟子屈町の蕎麦の作付けは100町歩を超えて、今年は実の入りも良かったのです。収穫した蕎麦は小麦の乾燥施設を使って乾燥するのですが、今年はまだまだ小麦が沢山残っていて蕎麦の乾燥の順番が来ないのだそうです。このため脱穀せずに倒して畑で乾かしていた蕎麦は、このところの高温多湿で実が発芽するものもあったそうで、せっかくの豊作なのに勿体ない話です。そば生産組合では専用の乾燥施設を作る話も出ているそうですが、これがまた数千万円はかかるとか。今年みたいな豊作が続くのなら専用乾燥施設もいいんだけどね、年によっては不作もあるし、と爺さん。お土産にと畑のトマトを貰ってきたので今日の夕飯に出しましょう。
屈斜路湖を一周して「鱒や」に戻ると飛脚がバッテリー2個を配達してくれていました。さっそく交換作業です。前回の交換では安い海外生産品を避けて、国産の方が安心だろうと無理して高い一流メーカF社のものを買ったのに、交換時にひとつが不良品でしたし、まだ3年も経っていないのに、もうダウンです。いまどき3年持たないバッテリーはないでしょう。でも、1年4万キロの保障期限は過ぎているから文句は言えないですね。今回は3年10万キロ保障の国産のP社製の青いバッテリーに替えてみましたが、さてどうなることやら。
そんな作業を駐車場でしていたら、今日のお客さんライダーたちがもう到着で接客モードへ切り替えです。薪切りも山ほど残っているし、草刈りもしなきゃならないし・・・秋の日は短いのに雑用仕事が溜まりに溜まっているのでした。