タンチョウ |
18日の昼間に、近くのデントコーンの畑にタンチョウが1羽で居るのをみかけました。このタンチョウが、この辺りをテリトリーにしているペアの片割れだとすると、何時も2羽で一緒に居るタンチョウのカップルが1羽だけということは、もう1羽が卵を抱いている可能性が高そうです。
このタンチョウのカップルは、去年はGWが終わってから抱卵しはじめて、タンチョウとしては産卵時期時がかなり遅かったのですが、今年は人並み?に4月中旬に産卵したということになります。
で、ホントに抱卵しているのかどうか確かめに出かけました。今日も出かけたのは午後3時くらいで気温は3度。タンチョウの巣のある場所が去年と同じなら、途中化なり藪漕ぎしていかなければなりませんが、この寒さならダニの心配は無さそうです。脅かししまって巣を放棄されてしまっては困るので、慎重に慎重に近づきますが、まだ葉が全く付いていない雑木林は向こうが丸見えで、カモ柄のパーカーを着て、ササの中を這うように進まねばなりません。
で、なんとか200メートルまで近づいて、去年とほぼ同じ場所に巣を作って抱卵中のタンチョウを見つけました。タンチョウのふ化日数は32日ですから5月の中頃には可愛いヒナが出てくるでしょう。この巣のある場所は沼地のヨシ原の真ん中で、去年はヨシがどんどん伸びてきてタンチョウの姿を隠してしまいましたが、5月15日前後くらいならまだヨシの背も低く、ヒナを観察することが出来るかもしれません。
座り込んだタンチョウを脅さぬよう、遠くから証拠写真を撮って(500mm+EX1.4+7Dで1120mm相当)静かに引き上げです。帰り道の牧草畑の脇のブッシュにには、もう夏鳥のノビタキやベニマシコが姿を見せていました。
今年は西日本の桜の開花が遅れたりして、全体に季節の進みが遅れているとおもっていたのですが、夏鳥達は例年より早くやってきているようです。そこで、いくらなんでもまだ早いだろうと見にも行っていなかったギョウジャニンニクを捜しに行ってみたら、あらら、もうかなり伸びてしまっています。出るのが遅い年はGW後半のお客さんに出せるかどうか、というギョウジャニンニクですが、今年は、この15年では最も早かった年と同じくらい早く出ています。道東はやっぱり暖冬? 温暖化の影響?
ま、なにはともあれ今晩は、ギョウジャニンニクの天ぷらで早春の味を楽しむことにしましょう。