驚きの甘さ、松岡農場のメークイン |
昼過ぎから細かな雪が降り始めて15時からは吹雪模様。砂湯まで様子を見に行ったのだが、ハクチョウたちも、こんな吹雪の日は寝てるしかないでしょ。
飛び石連休で「鱒や」に泊まられているお客さんも多いが、吹雪で運転が危険なので早めに到着するよう連絡を入れる。天気予報が当たれば台風並の風速になりそうだから、明日の午後までは外に出るのは無理だろう。天気に逆らってもしょうがない、薪ストーブで焼き芋でも焼いて、暖かな家の中から窓の外の吹雪を楽しもう。
薪ストーブの焼き芋は、もちろんサツマイモではなくてジャガイモだ。2軒隣の松岡農場の、ムロで寝かせたメークインが実に甘くて美味しい。こんな甘いジャガイモ、食べたことない人が多いのじゃなかろうか。
松岡農場のメークインが特別に美味しいのには訳がある。多くのジャガイモ農場では、秋になると農薬を使ってジャガイモを枯らしてしまう。そして専用の機械を使ってジャガイモを収穫していく。松岡農場ではジャガイモが自然に枯れるまで待ってから、トラクターで掘り起こし、手作業でイモを拾っていく。メークインはどうしても苦みが出てしまうイモなのだが、長く土の中で熟成させることによって苦みが少なくなる。手で拾っていくから傷が付かない、痛まない、手間の掛け方が違うのだ。
収穫したイモはムロで保管される。半地下のムロは厚い断熱材の入った2重トビラの奥にあって、外はマイナス20度でもムロの中の温度はほとんど0度に保たれている。このムロの中でメークイーンは寝かされて熟成を続け、デンプンを糖分に変えていく。収穫したときよりも2月の今の方が甘いのはこのためだ。肉ジャガでも、ポテトグラタンでも、焼いても、揚げても、茹でても美味しいメークインは、冬の「鱒や」の自慢のメニューだ。
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ここからはCM、といっても「鱒や」は手数料はいっさい頂いていませんが・・・
冬の「鱒や」へ来られない皆様に、松岡農場のメークイン販売の取次をすることにしました。ムロで寝かせた甘い完熟メークイン10キロで一箱、1,500円です。これに送料が別途かかります。送料は関東地区で1,580円、関西地区で1,890円。
メークイン購入希望の方は「鱒や」までメールでお申し込みください。送料込みの料金を計算のうえ、振り込み口座を返信いたします。
注文をお受けしてから発送の準備をします。0度近くに冷えているイモは、氷点下の外へ出すとすぐに凍ってダメになってしまいます。受注後、箱詰めしてからいったん温度を上げて凍らないようにして、そのあと発送しますので直ぐには送れません、しばらく時間がかかりますことをご了承ください。
内地の管理釣り場のニジマスと、北海道の野生のニジマスが全くの別ものであるように、内地のスーパーで売っているメークインと、松岡農場のムロで寝かせたメークインは全くの別ものです。ホンモノの美味しさ、ぜひ一度、食べてみてください。