弟子屈の夏休み |
やっと夏休みらしくなってきてライダーさん達が増えてきた。それでも去年今年と北海道を訪れるライダーの数は少ないなぁと感じている。昨日泊まった常連さんライダーを朝の出発前に撮影。手前のGP-Zは27年前の、奥のCB-Xは33年前の、どちらもクラシックとかビンテージとか呼べそうな希少なバイクだ。故障せずにツーリングが続けられるよう祈ってます。
「鱒や」のあたりは曇り空だけれど屈斜路湖は良い天気。砂湯に行ってみたら巨大な砂場になっていて、子供達がそこいら中を掘りくり返していた。この天気で湖水浴は気持ちよさそう、体が冷えたら砂を掘れば暖かな湯が出てくる。
砂湯の駐車場に駐まっていた観光交通実験のバス。国の補助金で弟子屈町が依頼して阿寒バスが運行。バイオディーゼル燃料(食用油の廃油を精製)のせいか、走ったあとには天ぷらを揚げたときの臭いが漂うのが可笑しい。
エコパスポートと称して乗り放題のパスが発行されていて、今日のバスはけっこう賑わっていた。このエコパスポート、JRなどでの旅行者にはかなり使えると思うのでお薦め。
バスは弟子屈町内の主要観光ポイントを廻るし、途中、観光のために駐車時間も長くとられている。写真のバスも観光用に時間をとるため砂湯の駐車場に停車していたものだけれど、この間、バスはズーッとガラガラエンジンを掛けっぱなし。お客さんのためにエアコンを掛けておきたいのかな、でも、これってエコじゃあないよね。まあ、官が考えるエコなんてのは流行のファッションか枕詞みたいなものだから、実質がどうであるかは関係ないのだろう。
今日の午後、弟子屈の街の水道工事屋さんから聞いた話。
技術を持った配管工がみな高齢化してしまって、仕事が忙しいのに人手が足りないのだそうだ。誰か若い人でやる気のある人は居ないかな、仕事は一から教えるよ。とのこと。
北海道の田舎に移住したいという話は時々聞くけれども、一番の問題は仕事をどうするかだ。移住したくとも仕事が見つからないのではしょうがない。私も北海道の田舎町で仕事を探すなんてまず無理だ、と思っていた。
ところが違うらしい。今日の話を聞くと、どうやら田舎町では皆が高齢化してきて、技術を持った人が次々と仕事を辞めているらしい。それを継ぐ新たな若い人が居ないのだ。たとえば水道はライフラインなのだから、配管工の仕事がなくなるということはないだろう。弟子屈みたいな田舎町でも将来のある仕事はあるのだ。
この話、興味のある人が居たら工事屋さんを紹介します。道東の大自然に囲まれた弟子屈の町に移住したいなら、こういう仕事もありますよ、というはなし。
和琴半島近く、屈斜路郵便局のあたりの国道243号線沿いのヒマワリ畑が満開だ。かなりの規模の広さで、これは見応たっぷり。通りかかったらぜひ立ち寄って見てほしい。遠くの方に独りだけ背の高い向日葵が居るナ。